【平成30年】基準地価から見る神奈川県(住宅地編)

2018.9.21 データを訂正しました(選定替えが行われた地点を平均値から除外しました)

国土交通省が平成30年の基準地価を発表しました。

基準地価とは、毎年7月1日時点の1㎡あたりの土地の価格です。
調査する土地は全国の都道府県で設定され、神奈川県全体では約900地点あります。

今回発表された基準地価から、神奈川県の土地の価格がどう変化しているのか紹介したいと思います。

価格一位は川崎市

下のグラフは神奈川県の各市の住宅地の平均価格をグラフ表したものです。


川崎市が最も高く、次に横浜市となっています。
また、「湘南」と言われる鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市も高い水準にあります。

上昇率一位も川崎市

次に平成29年から平成30年にかけての平均価格の変動を示します。

価格の上昇率も川崎市が1位となり、平均で1㎡あたり約5,500円上昇しています。

下のグラフは川崎市の区ごとに価格変動を表したものです。

高層マンションで有名な「武蔵小杉」駅がある中原区は、1㎡あたり10,000円以上の上昇です。一方、宮前区はマイナス、麻生区は変動無しでした。川崎市の中にも人気の偏りがあるのがわかります。

人口との相関は?

最後に神奈川県内の人口の変動(H.29.8~H.30.8)を表したグラフを示します。

先ほどの価格変動のグラフと比較すると、ある程度の相関関係はありそうです。
東京へのアクセスのしやすさから、川崎市の人口増加に伴い地価が上昇していることがよくわかります。

横浜市の中でも、東京に近い東側の地域は地価が上昇しており、その傾向は当面続くと考えられます。

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